緑内障は失明の原因第1位と言われています。
緑内障とは眼球内の圧力が高まることにより、視神経にダメージを与えてしまい、視野が狭くなったり視力低下を招いたりします。
緑内障の症状はかなり進行してから現れます。しかしながら一度障害を受けた視神経細胞は回復をしないため失明の原因にもなりますので、早期に発見し治療することが大切です。

● 症状
急性緑内障  眼圧が急に高くなり、目の痛み、頭痛、吐き気、嘔吐の症状
慢性緑内障  慢性的な眼圧の高さで徐々に視神経がダメージを受け進行していきます。
症状は進行してから現れますので気付くのが遅れる場合があります。

当クリニックでは、月に1度「眼圧」チェックをさせて頂いております。*7歳以下のお子様は行いません。

10~21mmHgなら正常範囲です。

目の表面に風を当てて計測します。
内科で行う血圧検査のようなものです。

白内障や緑内障の方は、毎回、計測します。

 

 

 

眼圧が高くなって来たら、「視野検査」を行います。

円形の台に顎を乗せて、見える範囲や敏感さを調べて、視野の欠けているところがないかチェックします。
白い点が飛んでいるのが見えたらボタンを押します。

慣れないうちは非常に力が入り、うまく行かないときもありますが、リラックスして受けるとうまく行きます。

左右別々に検査をします。痛みはありません。

緑内障と判断されたら、眼圧を下げる効果のある目薬を投与します。欠けてしまった視野は元には戻りません。今の視野を守るための治療が必要となります。